SFロマン文庫
SF少年文庫(岩崎書店)

第23巻 宇宙の漂流者
  The Survivors  by Tom Godwin(1958)

 

(トム=ゴドウィン・作/中上 守・訳/中山 正美・絵)
(1973年 第1刷発行)

 

 

(あらすじ)

 宇宙船 コンステレーション号は、まっしぐらに超空間を突き進んでいた。
 地球は、10日前に、ゲルン帝国に宣戦を布告されていたのである。
 資源不足に悩む地球は、強大なゲルン帝国にかなうはずなく、秘密裏に惑星アシーナに8千人の移民を向かわせ、資源に富むアシーナにおいて、地球の防衛態勢を整えるはずであった。

 しかし、この計画は、ゲルンのスパイにかぎつけられる所となり、コンステレーション号はアシーナを目前として、宇宙空間でゲルン帝国の巡洋艦二隻に捕獲された。

 冷酷なゲルン人は、地球人のうち、工場で働かせる技術者と熟練工を選別し、残る人々を、過酷で不毛の惑星“ラグナログ”に置き去りにした。

 ラグナログ――恐ろしいけだものと熱病がはびこり、灼熱の夏と極寒の冬、重力が1.5Gもある地獄の星である。

 ラグナログに置き去りにされた人々は、ゲルンへの復讐を誓い、過酷な環境での生活を始めた。

 それは一世代では終わらない長い試練の時である。

 地球への愛とゲルンへの恨みは世代を超えて受け継がれていく。
 先の世代は、後の世代へと望みを託し、後の世代は、先の世代の意志を確実に受け継いでいく―。
 

 

 

 

        

 

 

ラグナログ人名録(○印は指導者)

(第一世代)

 ○ジョン・プレンティス……宇宙を回る探検家。アシーナを発見した探検隊で副隊長を務めていた。なぜかゲルン人により不適格者組に分類され、ラグナログの第一世代の初代リーダーとなるが、一角獣に殺される。

 アイリーン・ロウイス・フンボルト……ジョン・プレンティスの娘。息子ビルと共にラグナログに置き去りにされた夜、オオカミドラの襲撃からビルを守るため、死亡。

 デール・フンボルト……アイリーンの夫。ゲルン人に適格者に分類され、アシーナに向かう。

 ビル・フンボルト……ジョン・プレンティスの孫、アイリーンの息子。

 ジュリア……死亡したアイリーンの代わりに、ビルを育てる。

 ○ヴィンセント・レーク……コンステレーション号の副船長。なぜかゲルン人に不適格者組に分類され、ラグナログに置き去りにされる。プレンティス亡き後、リーダーの役目を立派にこなす。

 ヘンリー・アンダーズ……プレンティスの片腕。勇気があり、射撃の腕もある。誰からも好かれ、信用される。

 ハワード・クレイグ……プレンティスの片腕。地質調査技師。筋骨たくましい強い男。

 ジョン・カイアラ……インターン医師。知識と経験はないが、医師としての責任感から、過酷な状況ながら必死に努力する。

 ピーター・ベモン……野心家で怠け者。プレンティスに取って代わろうとし、事あるごとに反抗する。

 ベン・バーバー……レークの補佐役。アシーナで百姓になる予定だった。

 カール・シュローダー……レークの補佐役。かつて金星でゲルン人を撃ち殺したことがあり、指名手配されていた。

 スティーヴンズ……レークが派遣した狩猟隊の隊長。

 ウエスト博士……哲学博士。

(第二世代)

 ○ビル・フンボルト……ゲルン人に復讐するために指導者になることを誓い、誰よりも熱心に努力し、ハワード・レークによって指導者に任命される。

 デルモンド・アンダーズ

 ジョージ・オード……発明家・技術者。

 ダン・バーバー……ビルと共に探険に出る。帰りに死亡。

 ボブ・クレイグ

 ジョニイ・スティーヴンス

 ジム・レーク

 ドン・カイアラ

(第三世代)

 ○ウォルター・フンボルト……氷河期を迎えるにあたり、洞窟を守って文明を維持することを主張。

 フレッド・シュローダー

(第四世代)

 ○ハワード・レイク……超空間送信機の製作に必要な鉄の調査隊を編成。鉄のあり場所を発見、道しるべを作ったが、帰ることはできなかった。

 モーガン・ウエスト……教師

 クリフトン・フンボルト

 ジョージ・クレイグ……技術者。

 マリー・カイアラ

 トニイ・カイアラ

 ジーン・テーラー……鉄の調査中、一角獣に襲われ、死亡。

 ○スティーヴ・シュローダー……ハワード・レイクの後を継いで指導者となる。猛獣オオカミドラとの友好の端緒を築いた。

(第五世代)

 ジュリア・シュローダー……スティーヴ・シュローダーの娘。美しく、向こう見ずで男勝り。

 ツィル・フンボルト……ジュリアと結婚する。

(第六世代)

 ○ジョン・フンボルト……ジュリアの息子。

 フェンリルとシジン……ジョンとともに育てられたオオカミドラの兄弟。

 チャーリイ・クレイグ

 ノーマン・レーク

 ジム・カイアラ

 アンディ・テイラー

 ジミイ・スティーヴンス

 クリフ・シュローダー

 サム・サンダーズ

 

ラグナログ年代記

(第一世代)

(ラグナログ紀元一年目)

冬 8千人がラグナログに置き去りにされる
    (※そもそもコンステレーション号には8千人乗っていたとの記述がある。この点、矛盾している)
   その夜、アイリーン・フンボルト、死亡

   雨露と猛獣をしのぐため、小屋を建設する

春 ジョン・プレンティス、一角獣に殺される

   一角獣から逃れるため、小屋を捨てて洞窟に移住する

夏 反逆者ピーター・ベモンを絞首刑にする

春 冬を越したのは、350人であった。

夏 地軸の影響で、ラグナログが徐々に暑くなっているのではないかと気付く

(二年目)

冬 文明を維持するため、子供たちに教育を始める

(10年目)

  太陽は、北への進行をやめ、これ以上夏は暑くならないことを知った(大いなる夏)

(15年目)

  レーク、指導者の地位をビル・フンボルトに譲る

(第二世代)

(ラグナログ紀元15年目)

  レーク、指導者の地位をビル・フンボルトに譲る

  ビル・フンボルトとダン・バーバー、宇宙船の材料となる鉱物資源を探しに探険に行く。

  谷間でモノマネリスの群落を発見する。

  帰途、バーバーが飢えと渇きによる衰弱のため、死亡する。

(数年後)

  モールス信号機で、「こちら、ラグナログ」というメッセージの発信を始める。
  (信号がアシーナに着くまでに、200年はかかる)

(45年目)

  地球人の数は68人となっている。
  寒期(大いなる冬)を迎える冬ごもりの準備が始まる。

(50年目)

  冬ごもりの準備が完全にできる。60人となっている。

(56年目)

  地球生まれの最後の人間・ビル、深夜に地獄熱発症。残る49人のことを思いながら一人死ぬ。

(第三世代)

(ラグナログ紀元85年目)

  氷河期を迎えるに当たり、人々は、遊牧の民となって文明を捨てるより、洞窟を守って文明を維持することを選択。
  人々は、氷に閉ざされた星の上で、洞窟暮らしをしている。

(第四世代)

(ラグナログ紀元130年目)

  既に氷河期は去り、人口は150人になっている。
  (ハワード・レイクの前の指導者はデール・クレイグだったとの記述がある。)

(135年目)

  モノマネリスを通信手段とするため、捕獲し、養殖を始める。

(150年目)

  人口は819人になっている。
  超空間送信機の製作に着手する。
  送信機の制作に必要な鉄の探検隊を派遣。
  鉄を発見したハワード・レイクは帰ることはなかった。

(152年目)

  アルミニウムの製錬が終了

(159年目)

  オレンジ・トウモロコシの品種改良が成功、栽培可能となる。

(160年目)

  モリヒツジの家畜化が一段落する。

(161年目)

  スティーヴ・シュローダー、猛獣オオカミドラの命を助ける。直後、一角獣に襲われるが、オオカミドラに助けられる。

(163年目)

  シュローダーに3人目の子ども、ジュリアが生まれる。(母方はクレイグ家との記述あり)

(179年目)

  それまで住んでいた洞窟から1マイル離れた谷に町が完成、洞窟から移動する。
  ジュリア・シュローダー、ツィル・フンボルトと結婚。

(180年目)

  ジュリア、ジョン・フンボルトを産む。
  シュローダー、かつて助け合ったオオカミドラの子を助け、ジョンと共に育てる。

(第六世代)

(ラグナログ紀元200年目)

  人口は6000人に増えている。

  ゲルン人、襲来

 

 

 

 

 

 

(書評:六世代200年にわたる広大なスケールの物語!
       現在の時代背景から、戦争と平和について考えざるを得ない)

 
 復刊ドットコムにおいて、SFロマン文庫の復刊リクエストが行われております。
 このSFロマン文庫のコメントや掲示板において、この作品の思い出を書き込まれている方が多かったため、どのような物語だろう、と興味を引かれて読んでみました。

 6世代200年に及ぶ、広大なスケールの復讐物語。
 戦力に勝る宇宙からの侵略者に荒涼たる星に置き去りにされ、過酷な生活を送りながらも文明を発達させ、ついには復讐を遂げるのです。
 また、主人公クラスの登場人物が次々と死んでいくという、ジュニア向けSFでは珍しい展開です。
 冒頭、ビリー少年の母親は、ラグナログに置き去りにされた夜に死んでしまいます。
 ビリー少年の祖父であり、置き去りにされた地球人のリーダーであるジョン・プレンティスも、一角獣から野営地を守るために、犠牲になります。
 また、各世代の主人公であるリーダー達も、当然のことですが、時代の移り変わりとともに変遷していきます。各世代に、前の世代と同じ姓(ファミリーネーム)の人物が出てきて、これはあの人の子孫だな、と分かります。
 こういったスケールの大きな世界観を持った作品だからこそ、当時、これを読んだ少年少女にとって、思い出に残る作品となったのだと思います。

 ジュニア向けSFとして、大人向けSFとしても、この作品は名作といえるでしょう。
 この作品が名作であるということは疑いありません。

 しかし2003年現在の日本にいる私にとって、現在の国際情勢を踏まえた観点から深読みしてしまうのです。
 以下、この作品にけちをつけるのではなく、こういった考え方もできる、という風に読んでみて下さい。

 この作品は、地球人がゲルン星人(ゲルン帝国)からの侵略に復讐する、という物語ですが、出てくる人物はみな、アングロサクソンといいますか、アメリカやイギリス風の名前ばかりなのです。
 人種については記述はありませんが、黒色人種も出てこないようです。
 この作品は1958年に描かれたようです。第二次世界大戦が終わった頃です。
 その頃は、真珠湾攻撃に始まる日本やナチスとの戦いの勝利の記憶が強い頃です。
 そして2003年の現在、アメリカ国家は、2001年のNYテロの復讐として、戦時体制にあります。
 アメリカ国家による復讐の戦争。
 この作品は、こういったアメリカ人の戦争観を反映しているのでは、とも思えます。

 地球人がラグナログに置き去りにされた時、この星にはすでに先住民がいました。
 オウムのように発声器官を持ち、テレパシーも使えるモノマネリスと、オオカミとトラを合わせた様な猛獣・オオカミドラなどです。
 猛獣ですが、オオカミドラがこの星で一番知能が高いようです。
 そして、高等生物としてのライバルとなる人類の登場に危機感を感じ、しきりに攻撃してきます。

 ラグナログ上では、ゲルン人に侵略されたはずの地球人が、侵略者としての立場となり、先住民の資源を奪っていくことになるのです。
 何だかアメリカ大陸の歴史を思わせるような?

 やがて人類はモノマネリスを飼い慣らし、オオカミドラと同盟を結んで、ゲルン人との戦いの強い味方となってもらいます。
 谷間で平和に暮らしていたモノマネリスを飼い慣らす際、体の弱い多くのモノマネリスが死んでしまうことになります。
 ラグナログ上で我が物顔にふるまっていたオオカミドラは、人類の手下となってしまいます。
 ラグナログ上で気ままに暮らしていたモノマネリスやオオカミドラにとって、地球人とゲルン人の戦いに参加することになったことは、幸せなことだったのでしょうか。

 ラグナログ上で人類は、200年かけて文明を発達させ、遠い星まで電波を送信することのできる超空間送信機を完成させ、ゲルン人をおびき寄せます。
 死の星に置き去りにされた人類ですら、ここまで文明を発達させたのに、ゲルン人は、200年前とほとんど変わっていません。宇宙船の仕組みも、200年前とほぼ同じのようです。地球も劣勢ながら生き延びているようです。だからこそ、復讐のために文明を発達させた人類は勝つことができたのです。
 しかし、現実には、200年もたてば、もっと文明を発達させているか、逆に、おごる平氏は久しからず、と早くも没落している、ということも考えられます。

 そして、感動の6代200年にわたる復讐物語について考察してみます。
 2003年の国際情勢を見るにつけ、どうしても、戦争と平和について考えてしまいます。
 もちろん、ゲルン人の侵略に苦しむ母星・地球のことを一時も忘れず、努力の末復讐に成功するのは素晴らしいことです。
 自分達が生きるのだけで精一杯だ、というのでは情けないし、自分達だけ生き延びていればいい、という利己主義では困ります。そういう点で、この物語は子ども達に勇気と感動を与えてくれます。
 こういった崇高な目的のため、ラグナログに残された地球人は、一丸となって努力します。
 時には自分を犠牲にしても、次の世代の成功に賭けています。

 ただ、私は、人々の間に争い事は起こらなかったのだろうか、とも思います。
 確かに第一世代で、ベモンという裏切り者が出て死刑にされ、後の世代まで語り継がれます。
 しかしその後、争い事は起こっていません。
 過酷な環境と状況の中、全員が一丸となってやっていかなければ生きていけなかったのでしょうか。
 しかし、初期の世代はともかく、後の世代になってくると、町もでき、蓄えもできて、結構住み良い暮らしができるようになっております。
 そのような時こそ、隙が出ます。
 リーダーを決める際の派閥争いや、その後、リーダーへの反抗なども起きるかもしれません。

……しかし、そこまで盛り込むと、何巻にも及ぶシリーズ大作となってしまいます。
 ここは単純に、復讐に一丸となっている人々を描いたのでしょう。

 そして私は、どうしても、戦争と平和について考えてしまうのです。

 豊かになってくると、どうしてもそれに安住してしまいます。

「地球やゲルンなどどうでもいいではないか。我々はこの星で平和に楽しく暮らしていこう」

という、利己主義で手前勝手な意見を言い出す人々は出てこなかったでしょうか。

 また、もっと積極的な平和論として、

「争いはいけない。専守防衛に徹してこの平和を守っていこう」

という意見が出てこなかったでしょうか。

 私はここで、平和主義や平和憲法の議論をするつもりは全くありません。ついでに言えば、私は平和主義者であり、護憲派であります。
 物語は物語であり、純粋に楽しめばいいのです。現実と物語は違います。
 とはいえ、こんな風に現実を反映した読み方もある、という問題提起であります。

 

 立場をゲルンの方に向ければ、どうでしょうか。

 200年も経てば、普通は大きく変わっているはずです。日本でも、1800年といえば、まだ江戸時代です。
 地球人をラグナログに置き去りにした世代は遥か昔のことです。
 まさかこんな復讐をされるとは思ってもみなかったでしょう。

 もし200年の間に、ゲルン人の間に民主主義が芽生え、反省をして、地球を含む各星が仲良く連合を組んでいたとすれば、今度はラグナログ人の方が侵略者となってしまう。
 そうすると、どちらに正義があり、侵略者はどちらになるのか?……?
 もっとも、物語では、ゲルン帝国は相も変らぬ軍国主義でしたが。

 ゲルンの戦艦を乗っ取り、惑星アシーナに向かうラグナログの人々は、今後どうするのでしょうか。
 ラグナログのリーダーであるジョン・フンボルトと、ゲルン艦隊の副官・ナースとの議論です。

 

「ゲルン帝国には、何千という惑星世界の資源がある。
 ゲルン帝国は、おまえたちがとても歯のたたない強力な艦隊を編成し、地球とアシーナとラグナログに派遣するだろう。
 おまえたちはあっという間にたたきつぶされ、たとえ生きのこるやつがいたとしても、今後は永久にゲルン人の奴隷としてくらさなければならないのだ。」

「おまえは、われわれがゲルン人とおなじようにやると考えているんだな、ところがわれわれは、いい気になって、のんびりなんかしていない。
 すぐにも大艦隊をつくって、地球をとびたち、ゲルンの艦隊と戦いを交える。
 そして、どこまでも攻勢にでて、ゲルンの帝国をほろぼしてやる」

「帝国をほろぼすというのか。いますぐ―われわれに、すこしのチャンスもあたえずに?」

「そのとおりだ、われわれの種族はこの二百年間、いつゲルン帝国に絶滅させられるかわからない脅威にさらされてきた。
 そしていま、やっと、形勢を逆転するチャンスをつかんだのだ。
 このチャンスは絶対にのがすわけにいかない。
 われわれはゲルンの帝国を徹底的にほろぼす!」

 

 何とも激しい意見ですが、ゲルン帝国にはとても平和的・友好的な関係を望めないので、仕方ないことだとは思います。
 しかし、宇宙のどこかにゲルン人が生き残り、その人々がラグナログでの地球人のように復讐を誓い、やがて平和が戻った宇宙に再び復讐に現れたとしたら……?

 復讐が復讐を呼ぶ展開。いつかどこかで止めなければいけない展開。

 現在の世界情勢を見るにつけ、どうしてもこのようなことを考えてしまうのです。

 

 争いを避け、平和へと導く道は、

「やったら正当化する」「やられたらやり返す」

ではなく、

「やったら反省する」「やられたら許す」

ではないでしょうか。
 これは「自虐的」ではなく、「平和的・倫理的・哲学的」な考えです。

 平和的な考えの人が多数派となれば、世界はもっと平和的になるのに。

 しかし、いくら平和的な人が多くなっても、一握りの悪い心を持った人の行為を止められなければ、平和を守ることはできません。
 平和を守るためには、それなりの力も必要となります。

 

……とても難しい問題で、結論を出すことはできません。
 

 少々けちをつけるようなことも述べたかと思いますが、決してこの作品の価値を貶めるつもりはありません。
 この作品の価値を認めた上で、現在の国際情勢から思うことを述べてみました。
 この作品は、発表から50年近く経った今、現在の国際情勢という文脈の上で考えさせるテーマを与えてくれます。
 これはむしろ、この作品の重要性を高めることであります。

2003.06.07(土)

 

 

     

 

  [wikipedia:トム・ゴドウィン]  

  ★宇宙のサバイバル戦争 [SF名作コレクション(第1期)] (SF名作コレクション (6))

 

 

 

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