■少年少女に未来への夢と希望をおくるSF文学の決定版――
少年少女世界SF文学全集(あかね書房)
責任編集=白木茂・福島正実(全20巻)小学上級~中学生向
怪奇植物トリフィドの侵略 The Day of the Triffids
★(あらすじ)★
(追記できたら)
★(あらすじ:ネタバレ注意!)★
世界的な人口増加のため、世界的に食糧不足が危惧されていた。
そんな時、“歩く肉食植物”トリフィドが食糧不足解決のために注目され、栽培・研究が開始された。
トリフィドとは、人間や家畜を一撃で殺す猛毒を持ち、三本の足で歩き回る怪奇植物である。
良質の食用油がとれ、油かすは栄養価が高いので家畜のえさになる。
極地と砂漠以外なら、どこでも栽培できるほど繁殖力が強い。
元来はソ連国家が、トリフィド油を食糧不足に悩む世界各国に売り出そうとして極秘に開発した植物である。
ところが、亡命を希望した科学者が種子を持ち出そうとしたため、科学者は飛行機とともにソ連空軍の戦闘機に追撃された。
そしてトリフィドの種子は風に吹かれて世界中に広まっていったのである。
これはトリフィドが出現するようになって約30年経過した頃の話である――。
5月7日の夜、地球がすい星の尾を通過した。
夜空を緑色に染めて流星雨が降り注いだ。
人々はこの地上最大の花火大会を楽しんだ。
次の日、流星を見た世界中の人間が失明していたのである。
ヨーロッパ食用油会社でトリフィドの研究をしていたビル・メイスンは偶然の事故で流星雨を見られなかったため、失明することを免れた。
ロンドンの街をさまよっているうちに、やはり失明を免れた女流作家のジョゼラ・プレイトンと出会う。
二人はマイクル・ビードリーの共同体に合流するが、その思想に反対するコーカー一味に襲撃され、捕まり、離れ離れになってしまう。
ビルはコーカーの共同体で働かされるが、やがて伝染病が流行し、コーカーと共にロンドンを脱出する。
トリフィドと戦いながらの旅は続く。
ビルは、再びジョゼラと会えるのだろうか――。
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