21世紀を考えよう!

金の星社 少年少女21世紀のSF(4)

 超人間プラスX 

(小隅黎・作/表紙・上矢津/赤星亮衛・挿画)

(1961年1月初版 1981年11月第14刷)

 

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     超人間プラスX (少年少女21世紀のSF 4)

 

著者まえがき より(一部)

「超能力をもった新しい人間が、どんな試練をうけ、どんな心がまえを持たなければならないか、この物語の主人公たちとともに、読者諸君もひとつ考えてほしい。
 それが、いまや宇宙時代をむかえようとしている人類ぜんたいにとって、身につけておかなければならないことの一つでしょう。」

 

 

(登場人物)

 小沢英司……目黒十三中1年生。鳥をアンテナにして超能力を発揮する。
          “超人間”の「心」「意思」に相当し、5人の超人間を統括する。

 竹内征一……大阪の、北畠小学校5年生。イルカをアンテナにして超能力を発揮する。
          “超人間”の「頭脳」に相当し、完全な記憶と推理・分析により英司をサポートする。

 牧野すみ子……渋谷の英和学園1年生。英司の幼なじみ。イヌをアンテナにして超能力を発揮する。
           “超人間”の「目・耳・鼻などの感覚器官」に相当する。

 大倉達也……横浜の、ケネス学院中学校2年生。ハツカネズミをアンテナにして超能力を発揮する。
          “超人間”の「手」に相当し、テレキネシスを使う。
          粗暴で腕力が強く、不良グループのリーダーで、暴力団ともかかわりがある。

 川野武……水戸市の、常磐大学付属中学1年生。金魚をアンテナにして超能力を発揮する。
         “超人間”の「足」に相当し、テレポーテイションを使う。

 村上先生……竹内征一の学校の先生。大学では心理学を専攻、超心理現象などにも詳しい。
          征一が信頼しており、“超人間”のことを相談する。その後、英司達のよきアドバイザーとなる。

 K・上田……大倉達也の知り合い。横浜のヤクザ仲間ではいっぱしの顔役で、麻薬の密輸組織などにも顔がきく。

 


 

(あらすじ  ネタばらし注意!)

  午後の日差しが縁先に暖かく差し込んでいるある春の日。
  小沢英司が学校から帰って復習をしていると、何者かにテレパシーで呼びかけられているのに気付いた。
  会話をしていくうちに、大阪から修学旅行で東京に向かっている竹内征一だということが分かった。
  征一は、自分たちが二日後に江の島で会うことを予測する。

  テレパシーに興味を持った英司は、自分でも誰かを呼んでみる。
  すると、幼なじみの牧野すみ子が呼びかけに答えた。

  二日後、江の島で会う三人。
  竹内征一が説明する。
  自分達は、アンテナを介してテレパシーでつながり、「心」に相当する英司を中継することで超能力を発揮できるのではないか、と。

  その後、偶然、第四の仲間・大倉達也にもめぐり合う。
  彼は不良グループのリーダーであり、攻撃的なところを持っている。
  大倉は、テレキネシスを使って英司達の乗っていた観光バスを崖から落としたり、英司の学校の先生である村上先生を倒して怪我をさせたりした。

  次の日、征一から相談を受けた村上先生が上京、英司と話し合う。

  先生は、「人間のひとりとして、このままにしてはおけない」と言う。

  先生は、彼らの“超人間”が悪い連中に利用されれば、人類を滅亡に導く可能性もある、と心配する。
  また、もし彼らの超能力が一般の人に知られれば、彼らの安全が脅かされるかもしれない、とも。
  そして先生は、バスを崖から落としたり、先生をひっくり返したりしたのは、英司自身でもあることに気付いているか、と問いかける。


 「大倉達也という『手』は、反射的に、きみのその無意識の命令――といっていいかどうかわからないが――に、かれらしい乱暴なやりかたで従っただけなのだ。
 『目』も、『計算機』もきみの指令によって、はじめて超能力を発揮する。
 絶大な力をもつ超人間は、ぜったいに正しい『心』を持っていないかぎり、おそるべき兇器とことならない。
 小沢君、きみはこれから、たとえ夢の中でも、悪いことを考えてはいけないのだよ。
 むずかしいことだとは思うが……」


 (ちがう!ぼくがやったんじゃない。ぼくはただ大倉達也が、こっちのテレパシイを使って、超能力をふるうのを、おさえられなかっただけなんだ!)

  必死に否定してみても、結局は英司に全ての責任がかかっているのだ。
  たとえようのない心細さが、英司の胸を締め付けるのだった。

  先生は、最大の弱点である大倉達也を監督下に置くことの必要性を強調する。

  最後に村上先生は、『足』にあたるテレポーテイションの能力の持ち主がどこかにいるはずだ、という征一の言伝を残していく。

  その夜。英司と牧野すみ子は、国際的な密輸団に誘拐される。
  大倉達也が、超能力のことをK・上田に話したのである。
  上田の密輸団は、何らかの上層部の指令により、「超人間」の能力を利用しようとしていた。

  しかし、英司の家を偶然訪れた友人の高野良夫が車のナンバーを覚えていた。
  そのナンバーが、国際スパイ組織の手先を兼ねた大がかりな密輸団のボスの車だと判明。
  パトカーが緊急出動する。ビルは警官に囲まれる。
  混乱に乗じて、改心した大倉が、英司やすみ子と協力して密輸団を倒し、密輸団もろともビルを爆破する。

  これは秘密を守るために仕方なく下した決断であった。
  後に、密輸団は国際スパイ組織ともつながりがあり、近く日本で開かれる「世界宇宙科学者会議」に爆弾を仕掛けるつもりだったと判明。密輸組織の破壊は多くの科学者を救ったということが分かった。
 


  5月始めのゴールデンウィーク。
  英司とすみ子は、征一と村上先生を訪ねに大阪に向かう。
  その途中、生きていたK・上田やその仲間に尾行される。
  巻こうとするが、尾行者は増え、包囲網が狭まる。
  英司の文鳥、征一のイルカといったアンテナがないので征一と連絡が取れない。
  サッカーの試合のために横浜に残っていた大倉を電話で呼び出し、彼のテレキネシスを使って征一の手帳で筆談する。
  すみ子の透視能力で、尾行者はWIA(ワールド・インフォメーション・エージェント)の者だと分かる。
  世界中に網を張って色々な国の秘密を売り買いしたり、暗殺や反乱を引き受けたりしているスパイ組織である。

  尾行者の乗った暴走車と戦っているうちに、横浜の大倉がWIAによって誘拐されてしまう。
  事故を起こした暴走車に尾行者の注意が向いたすきに尾行を巻き、二人は征一や村上先生のところにたどり着く。
  デパートの屋上で、大倉達也の救出法や「超人間」の存在意義などについて閉店まで話し込む4人。
  出ようとする時、WIAの者に囲まれているのに気付く。
  ここを切り抜ける方法は、ただ一つ……。
  3人の超人間は、テレポーテイションの能力を持つ「足」に呼びかける。
  突然、最後の仲間・川野武が出現し、彼らを、大倉達也が監禁されたビルに連れて行き、大倉を救い出す。


  彼らはその後の行動を相談し、K・上田のいる神戸山中の敵のアジトに向かう。
  WIAの研究開発部門。
  超能力の開発に手をつけ、エスパーも多数参加しているという。

  英司達は超能力を使ってWIAを脅し、今後一切「超人間」に手出しすることは許さない、と誓わせる。

  超人間を手に入れられない以上、その秘密を他の者に知られないようそっとしているはずだ、と英司は判断し、「計算機」の征一もその判断に賛成したのである。

 

 超能力を研究しているセイロンのレオ・シャーク教授の研究所へテレポートした帰り道、日本に戻る途中、英司はただ一人、「無」の空間に放り出され、ぐるぐる回転する光の渦――空間そのもの、と対面し、現在どこかの星系で闘われている宇宙戦争の光景を見せられます。



「かがやく星のひとつが、みるみる近づいてきたと思うと、ふいに横にそれた。
 そして、とつぜん英司の目の前の空間が、バアッとまっかにもえあがった!
 その赤い炎のなかをさらにするどい白色の閃光が、いくすじもつらぬき、まっかな炎は身もだえすると、無数の赤い破片となってちらばった。……目をこらすと、空間に浮かぶ一個の惑星の表面へ、つぎつぎにふりそそいでいる赤い炎の雨……それをさしつらぬく、すすきのような白い閃光……赤い炎は、つぎつぎと破壊され、そのたびに、あたりの空間は四次元的によじれ、ひきさかれる。
 だが、炎の数はかぎりもなく惑星の表面へと落ちかかり、白い閃光を圧倒してゆく。……これは、戦争なのだ!なにものがたたかっているのかはわからないが、あきらかに目の下の惑星をめぐる、宇宙の一大決戦が、くりひろげられているのだった。」




 なぜ英司がこれを見せられたのか、なぜ超人間が誕生したのか、明らかになります。



><見たかね?これが、いま銀河系第三肢の空間にうずまいている、超文明種族間の宇宙戦争なのだ。すでに過去数万年にわたって、この赤い炎の侵略はつづけられ、あと数千年のうちには太陽系にもおよんでくる。その戦争にまきこまれて、地球の生物界が、絶滅の運命におちいらないためには、それをふせぎとめるだけの実力が必要なのだ……>

 <わかった!……ぼくら『超人間』は、そのために生まれたんだな?いや、『超人間』なんかじゃない……ぼくらは、あくまで人間なんだが、同時に、地球を、あるいは太陽系を守るために、自然の法則によってかたちづくられる生命進化が、その人間につけくわわった……つまり、『人間プラスX』なんだ!……>//




>だが、この超能力は、まだ、ちょくせつ地球を守る武器ではないのかもしれない。侵略のおそいかかるのが、なお数千年のちのことだとすると、英司らの「プラスX」は、まず地球防衛の体制をつくりあげるための、最初の準備のひとつにすぎないのではないか?

  いや、最初でもあるまい。……あの、上田をはじめ、WIAに協力していた初歩的なエスパーや、歴史的な話題となっている超能力者たち、さらには、いろいろな奇跡をあらわしたという古代の聖者たちなども……もしかすると、「プラスX」以前の段階、あるいはその出来そこなったなれのはてだったのではないだろうか?……//




 大阪のデパートの屋上に戻ってきた英司達は、英司が20歳の成人式を迎えるまで、英司の超能力を封印することに決める。
 『人間プラスX』として活動する前に、その土台の『人間』として大人になるためには、下手に超能力を使えることは余計邪魔だ、というのである。

 大倉達也と川野武が家に戻ってから、征一が英司に暗示をかける。
 英司のテレパシイがないと、他のみんなの超能力も使えなくなる。
 もし英司の成人式までにどうしても必要になったときは、村上先生を見れば超能力を使えるようになるように設定した。

 全てが終わってから、村上先生が改まった口調で言います。



>「さて、これで、ぼくのつとめも終わったわけだ。小沢君、目をあけたまえ。必要なときには、いつでもぼくがきみの前にあらわれて安全装置をはずしてあげる。もう目をあけても、だいじょうぶだよ!」//


 ……そこにはもう、村上先生の姿は影も形もなく、水銀灯の冷たい光が、この小さな空き地を照らしているばかりだった!……


 英司は、おとなの「プラスX」グループが、すでに生まれていたのではないかと思いつきます。




> それは、心強い空想だった。先輩の「プラスX」が、英司たち新しいグループの誕生をたすけ、その成長を、あたたかく見守っていてくれたのだとしたら……。

  だが、それはまた、もし万一、新しいグループの「心」が、「プラスX」にふさわしくない場合は、ただちにその能力をうばって、世界に害を流さないようにする、つめたい監視の役目も果たしていたのかもしれない。(略)

  その謎は、何年かのち――この五人に、ふたたび超能力がもどってくる日――ほんとうに、あきらかにされることなのだろう。
 そして、そのとき、大宇宙に対する地球防衛計画の一端で、「プラスX」は、どういう役割をうけもつことになるのだろうか?

  未来への、果てしない希望と、宇宙の底しれぬ深みへのおそれとを、ひとしく胸にいだいて、英司は、すみ子と征一の手をにぎったまま、じっとその場に立ちつくした。//



 

 

 

 

 

 

 

(感想:30年前、ジュニア向けSFはここまで描いていた!
    選ばれし者の葛藤と使命を描いた本格SF!!)

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     超人間プラスX (少年少女21世紀のSF 4)

 

  (ネタばらし注意!)

 

 復刊ドットコムで、「金の星社 少年少女21世紀のSF」シリーズの復刊依頼リクエストがされています。

  少年少女21世紀のSF   超人間プラスX  

 そこに投票する人のコメントでは、この作品のことについて書かれた方が多いのです。
 そんなにすごい作品なら読んでみよう、ということで、近くの公立図書館から借りてきました。

 読んでみて驚きました。
 30年前、ジュニア向けSFはここまで到達していたんですね!歴史に残る名作であります。

 まず、5人のエスパーが一人一人集まってくるのがいいですね。
 安直に学校の友達5人、というのでなく、住んでいる場所も違う見知らぬ者が集まる、というのがわくわくします。

 また、オールラウンドなエスパーが5人、というのでなく、5人集まって完全、というのもいい。
 また、アンテナを介して「心」たる英司とつながらないと超能力を発揮できない、という制限されたもどかしい超能力。
 友情と協力について考えさせられます。
 こういった設定が、未だにこの作品のことを覚えていて復刊リクエストをする人が多いという、印象的な、記憶に残る作品としているのでしょう。

 5人のエスパーの「頭脳」というべき「計算機」の能力が、エスパーのリーダーである「心」と切り離され、別個に存在しているのも意味深いものがあります。

 

 しかし、こういった設定上のこと以上に、考えさせられることが多い作品です。

「超人間プラスX」のすごい所は、5人のエスパーのリーダーに「心」を置いたところにあるでしょう。

「あらすじ」でも紹介したように、「心」の能力を授かった英司は、なぜ自分が超能力を持っているのか、使命は何なのだ、今後どうすればいいのだ、と悩みます。

 もしこれが、リーダー英司以下、5人のエスパー大活躍、といった安直な作品で、しかもシリーズ化されていたとしたら……。確かに面白かったでしょう。

 5人で一つ、という目新しい設定もあります。
「サイボーグ009」や「ゴレンジャー」に通じるものがあります。
「ズッコケ三人組」のようなロングセラーシリーズになっていたかもしれません。
 小沢英司の決断如何ではそういった方向を選択する道もあったのです。

 しかし、英司はお気楽エスパーシリーズ化の方向を選ばず、自分の存在について悩み、責任と使命を追求する方向を選びました。
 これにより、この作品は娯楽シリーズ化され、出版記録を伸ばす道を閉ざされたわけですが、その代わり、その内容の深さで、記憶に残る名作となったのです。
 それが証拠に、今でも「復刊ドットコム」では、この作品のことを覚えているかつての少年少女達が、この作品の復刊を願って投票しています。

 

 この作品ではまた、エスパーの使命について、一つの仮説を提出しています。
 これも新しいアイディアです。

 「無の空間」で見せられた宇宙戦争、壮大な描写ですね〜。
 まるで滅亡の予言、黙示録の世界。
 大古行われた核戦争を描写している、ともいわれている神話の世界でもあります。

 この大戦争があと数千年後に地球にも及び、それを防ぐための「人間プラスX」――何と壮大な仮説でしょうか。
 そして、使命を忘れて超能力をインチキや見世物(や安直な娯楽シリーズ化)に使う者は「プラスX」の出来損ないのなれの果て……。
 物語の最後には、「プラスX」にふさわしくない者の能力を奪って世界に害を流さないようにする、先輩の冷たい監視についての言及もあります。
 超能力に対するストイックな姿勢。

 ですから、この物語でも、5人揃って大活躍、という場面は、最後の最後になるまで出てきません。
 5人目の仲間・川野武などは、一度幻のように出てきたきり、最後の2時間にしか登場しません。
 何だかもったいないような気もします。



「そやけど、先生はどない思いますか?ぼくは、もう小沢君は子供やない、ふつうのおとな以上や思いますけど……」

「なるほど、おとな・プラスX、かもしれないね。」



という、竹内征一と村上先生の会話があります。
 確かに、責任と使命を果たすため、よき大人になるために超能力を封印した英司は立派です。立派な大人です。

 しかし、欲を言えば、何だか成長が早すぎるな、とも思います。
 立派な大人になることも大事です。
 でも、その前に、子供時代を楽しむことも必要ではないでしょうか。

 超能力を使って子供っぽい馬鹿をやり、大人顔負けの大活躍をして、やがて大きな失敗をする。
 何とかそれを償った後、英司は一人、無の空間に放り出され、空間そのものと対面する――。
 英司は責任と使命を悟り、良き大人になる必要性を感じ、超能力の封印を決意する……。

 といった成長ストーリーにした方が、より子供から大人への成長を意識させることになったと思うのですが。

 私がこんなことを思うのも、子供時代を十分楽しまなかった、という後悔があるためです。
 十分子供時代を楽しまなかったから、大人としても中途半端な気がするのです。

 しかし、良き大人になることについて考えさせるストーリーはいい。
 大人になること、成長すること……。
 こういったことは、文学作品の大きなテーマでもありました。
『路傍の石』『しろばんば』『次郎物語』etc……。
 ジュニア向け娯楽作品でも、こういったテーマを考えさせるのはいい。
 よく、「大人になること」というテーマは、セックスに関して取り上げられますが、人生の目的や生き方について考えることの方が重要ですね。

 私の子ども時代は、大人になることについて考えることもあまりしなかったのです。
 子ども時代を十分楽しむこともせず、大人になることについて思いをめぐらせることもなかった。悲しいことです。

 

 英司が超能力を封印して数年後、成人式の日に超能力は戻ってきます。
 5人は再び再会し、どんな物語が始まるのでしょうか。

 大人にとって「数年後」は、すぐ先のようにも思えるし、健康や寿命のことを考えたり、また、私のように、核戦争や自然大異変の心配をしていると、考える必要のない遠い未来とも思えます。

 子どもにとって「数年後」とは、はるか未来のようにも思えますし、記憶力の強い時代ですから、いざその時がくれば、「数年前」のことをありありと思い出せたりします。
 私は、小学生時代に学研の「○年の学習」で、数年後に完成する東京ディズニーランドの記事を読んで、ずいぶん先のことだなあと思ったことを、未だにはっきりと覚えております。

 当時、この物語を読んだ子ども達は、英司達に超能力が戻る「数年後」のことを、「ずいぶん先のことだなあ」と思ったことでしょう。
 しかし、いざ「数年後」が来てさらに数十年を経ても、未だに「ずいぶん先のことだなあ」と思った当時のことを覚えているのではないでしょうか。
 この物語が記憶に残る理由の一つでもあります。

 この物語の初版発行は1969年1月。
 30年ほど前です。英司達はどう成長し、どんな大人になっているのでしょうか。
 英司達は今、どうしているのでしょうか。

 

2002.7.7(日)
 

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     超人間プラスX (少年少女21世紀のSF 4)


 

 編集後記

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     北極シティーの反乱 (1981年) (徳間文庫)

 

  星谷 仁さんのマイページ 出逢いの一冊【超人間プラスX】  http://www.freeml.com/bl/5997720/78875/
     (↑表紙画像を拝借させて頂きました。)

  CyberGrapher 夢想紀 読書感想 超人間プラスX  http://www.ac.auone-net.jp/~oknehira/chouninngenn.htm

 

    [wikipedia:柴野拓美]

    [wikipedia:ジュブナイル]

   

 

 

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